【国際線】機内で飲むアルコールは地上の数倍酔いやすい!?
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国際線の機内ではアルコールが無料なケースが多く、
ビールやワインと一緒に機内食をいただきながら
新作映画を観るのが楽しみという方も
多いのではいでしょうか
また、海外旅行の開放感から、普段は飲まないのに
つい飲んでしまう場合もあります。
しかし、飛行機内での飲酒には注意が必要です。
空高く気圧の低いところを飛ぶので地上よりはるかに酔いやすいのです。
思った以上に酔ってしまう飛行機内の飲酒についてまとめてみました。
機内の飲酒が酔いやすい理由
Photo by monica di loxley on Unsplash
普段なら問題ない量でも、飛行機に乗ると
いつもより酔いやすくなるのには理由があります。
飛行機は地上よりもずっと気圧が低くなっていて
機内では地上の8割くらいに調整されていますが、
それでもだいたい富士山の5合目くらいの高さと同じくらい気圧は低いのです。
そんな状態でお酒を飲むと、体内でアルコールを分解するのが難しくなります。
どの程度飲むと酔うのか?
だいたいの目安としては、地上より3倍酔いやすくなると言われています。
ビール一杯だけでも三杯分飲んだのと同じくらいになりますね。
普段と同じ勢いで一杯、二杯…と飲み過ぎてしまうと、
通常よりも明らかに酔った状態になり悪酔いしやすくなるのです。
お酒に強いから大丈夫と思い大量に飲んでいると、
思わぬ体調不良に見舞われることになり
現地に着いてからも調子が悪いなどの
困った状況になってしまう場合もあります。
また、飛行機に乗る前の飲酒にも気をつけてください。
ラウンジを利用される方や搭乗前の空き時間に
飲みすぎてしまうとアルコールは回りやすくなりますから
どうしても飲みたいときは少なめがおすすめです。
気圧と酸素量の関係
気圧が低い環境というのは、酸素量も減っています。
空気中に酸素が少ないということは、
呼吸している人の体内の酸素量も減るということになります。
そこにアルコールが入ると血液中のアルコール濃度が
通常より高くなりやすいので、酔いが回りやすくなります。
飲酒量が多くなれば肝臓が必要とする酸素の量も増えて
酸素の量が少ないのに必要な酸素が吸収できないと
アルコール分解機能も徐々に低下してしまうのです。
少しなら飲んでも大丈夫?
できれば飲まないのが一番いいのですが
どうしても飲みたいときは、量を減らしてください。
普段の飲む量の半分か以下ぐらいが賢明だと思います。
ビールやスパークリングワインなどの炭酸系は
胃腸の中の空気が機内では膨張します。
炭酸ガスが膨らんで胃部膨満感などが起きると
ゲップが増えるたり、気分が悪くなることもあるので
発泡系のお酒は好きでも避けたほうがいいかもしれません。
アルコール度数の高いものをストレートやロックで飲まずに
水で割るようにして飲みましょうね。
酔いやすいとされているため大量の飲酒は控えましょう。
エコノミークラス症候群の原因に??
Photo by Dan Gold on Unsplash
機内での飲酒は酔いやすいだけではなく
エコノミークラス症候群の原因にも関係しています。
低酸素に加えて機内の乾燥による水分不足の中
アルコールの利尿作用により水分不足が助長されて
エコノミークラス症候群を引き起こす可能性が高いと言われています。
エコノミークラス症候群についての記事はこちらから
乾燥している状態の中で利尿作用があるアルコールを飲むと、
血液中の水分が不足して血液がドロドロ状態になり、
血栓のリスクが高まってしまいます。
長時間座っていることで、血栓ができやすいと言われていますから
アルコール摂取により発生しやすくなります。
乾燥で喉が渇くからビールでも飲んで潤いをと
思っても逆効果になります。
アルコールは水分補給どころか、脱水を促すことにもなりかねません。
まとめ
現地に到着したらすぐに動きたくて
機内で寝ておきたいから2~3杯飲んで熟睡
というのは危険行為のようです。
アルコールを飲んで寝てしまうと低酸素を
助長することになり、就寝時は、健常な状態の人でも
呼吸が浅くなり、より低酸素状態になります。
機内で飲み過ぎて具合が悪くなってしまうと
せっかくの旅行も台無しになってしまいますし、
現地で病院のお世話になるなんてことになると
高額の医療費を支払わないと行けない羽目に!!
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機内での飲酒はくれぐれも控えめがおすすめです。
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