2023年に実施予定の空飛ぶタクシー「Uber Air」

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ライドシェア・サービスで名を挙げたUber(ウーバー)が、

UberAir(ウーバーエアー)として

空路シェアリングが実現させる日が来るのです!

 

「空飛ぶタクシー(クルマ)」に乗って

渋滞に巻き込まれずに目的地までひとっ飛びする

夢のような時代がすぐそこまで来ています。

Uber Air(ウーバー・エア)とは?

ウーバー航空部門は「Uber Elevate(ウーバーエレベート)」

というプロジェクトを2016年に立ちあげて

電動の垂直離着陸機を使った都市内短距離移動サービス

eVTOL機を用いた空のライドシェアという新たな移動手段です。

 

渋滞問題が年々深刻になっているロサンゼルスと、

テキサス州ダラスで2023年に始める計画を立てており、

2020年に両都市で実証実験を行う予定です。

eVTOL機/イーヴィトールって?

Electric Vertical Take-Off and Landing Vehicles

を略してe(E)VTOL(イーヴィトール)と呼ばれています。

日本語では電動垂直離着陸機、

ドローンを大きくしたようなイメージですね。

 

自動車に比べて移動時間を数分の1に、

そして内燃機関を用いる従来のヘリコプターに比べて、

運用コストも6割以下に削減できるのだそうです!

 

あの黒猫ちゃんがマークのヤマトも

2025年までに大型と中型のeVTOL機を用いた

物流サービス開始を目指し「空飛ぶトラック」

プロジェクトが着々と進行しているそうですね。

まずは「Uber Copter(ウーバー・コプター)」をスタート

2019年7月9日にヘリコプターを利用して

ニューヨーク・マンハッタン南端部と

ジョン・F・ケネディ国際空港を結ぶ

移動サービス「ウーバー・コプター」を開始しました。

 

運行は午後のラッシュアワーに合わせた時間帯で月~金の週5日。

搭乗人数はパイロット2名+最大5人まで。

運賃は時価となり、平均価格は200~225ドル!

 

ヘリコプターには貨物スペースがないため、

機内持ち込みは約18kg未満の制限があります。

 

車なら通常1時間は必要となる空港からの移動に対して

ウーバー・コプターだと飛行時間わずか8分で到着できるとのこと!!

これはすごい!

 

しかしながら、このサービスは、

利用金額による優待プログラム「Uber Rewards」の

PlatinumとDiamond(上位2階級)メンバーに限定です。

Uber Rewardsでポイントが得られるのは、

配車サービスやUber Eats(オンラインフードデリバリーサービス)などの

利用金額から1ドルごとにポイントが得られます。

プラチナが2500ポイント以上、ダイヤモンドは7500ポイント以上です。

 

航空会社のマイレージプログラムと同じですね。

沢山利用している人に優遇ということです。

 

eVTOL機になると、電動化による運用コストの削減効果によって、

1座席、1マイル当たりのコストが従来のヘリコプターに比べて、

サービス開始直後で約半分になり対象者の

ハードルも下がるといいのですが…

Uber Airは成功するのか?

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時間をお金で買う

ロサンゼルス市内から空港へ移動する場合の時間とコストは、

ライドシェアのUberXなら1時間9分で60ドルde

UberAIRなら29分で90ドルと試算されています。

余分に払ってでも優先的に移動したいという人も多いのだそうです。

騒音と安全対策

べつにeVTOLでなくてもヘリコプターでいいのでは?

とも思ってしまいますが,

ヘリコプターには騒音と安全性に問題があります。

特に、地下鉄などを遥かに超える騒音問題は深刻です。

また、ヘリコプターはローターがひとつしかないので、

故障が起こればすぐに墜落の危機に結びつきますから

都心ではリスクが高過ぎるのです。

 

理論上ではeVTOLはヘリコプターに比べ、

複数のローターを持つため安全性が高いといわれていますが

どうでしょうか…

ライバル社が多い

このプロジェクトはUber社だけではなく

アメリカでは、Joby Aviation社やKitty Hawk社

Joby Aviationは、トヨタAIベンチャーズなどから

1億ドル(約110億円)もの資金を調達したらしく

ボーイング社とパートナーシップ協定を結んだ

Kitty Hawk社も注目されています。

 

ヨーロッパではドイツのVolocopter社とLilume社などが

トップ・グループを形成しています。

 

世界は争って開発していますが

気になるのは安全面と環境汚染です。

軽減されるようなことも書いていても

本当なのかは疑問です。

まとめ

あと数年後にはロサンゼルスで実施される予定です。

 

限られた滞在日数での移動時間はとても貴重です。

本当に渋滞問題の解決手段になればいいですが

コストがかかり過ぎて一般の人達が利用できなければ

何の改善にもならず、混んでいる中

空で何かトラブルがないかをハラハラしながら移動を

しないといけなくなるのではと心配します。

 

コストと安全面さえ問題なければ利用してみたいです。

 

さて、4年後のロサンゼルスはどのように変化しているのか?

ロサンゼルスだけでなく、世界にも注目ですね。

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