仮装だけがハロウィンじゃない!飾って食べて遊んで楽しむ♪
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ハロウィンというと仮装のイメージが強いですが、アメリカでは一般的に家の中だけでなく、自分の家の庭、玄関、ポスト周辺に本格的に飾り付けする家庭が多く、アメリカ人にとっては、クリスマスと共に、ハロウィンという行事は大事な年間行事なのです。
家族や友達を招いてホームパーティを開催して怖楽しく過ごします。
家や庭を飾る
ハロウィンが近づいてくるとスーパーにもハロウィングッズが並び、食品や日用品などいろいろな物がハロウィン仕様になります。
そして家の中だけでなく外観にもこだわり、お墓やガイコツのような不気味なものを飾って怖い系にしてみたり、ちょっと笑えるような飾り付けなど各家庭によって趣向を凝らした飾り付けをし、ハロウィンの日の夜にはトリックオアトリートの子ども達を迎えます。
定番の飾り付け
飾るものにも定番があり、日本と異なるのは「怖くする」というところです。
かぼちゃ
ハロウィンに欠かせない物といえば、ジャック・オー・ランタン。
かぼちゃをくり抜き、目や鼻、口を掘って中にロウソクを灯したりします。
いつからかは定かではないですが、魔除けの火として飾られるようになりました。
魔女
昔、魔女は最も恐れられていて特にハロウィンの日は魔力のパワーが全開になると思われていたそうです。
魔女たちから身を守るために、自分たちも魔女を装ったり、飾るなどして魔女が近寄って来ないようにカモフラージュするのです。
黒猫
黒猫は真っ黒な色が暗闇では人の目に見えず、隠れることが出来ることから、魔女のパートナーとして考えられていました。
魔女とセットで飾られることも多いです。
コウモリ
昔はハロウィンの夜に、火で悪霊を追い払うため大きな焚き火を焚く習慣があったそうです。
火を焚くと自然と虫が集まって来て、その虫を食べるためにコウモリも集まったことから、ハロウィンのシンボルのひとつになりました。
おばけ
死んだ人の霊や精霊が家族を訪ねてまわったりするといわれていたことで、おばけもハロウィンの飾り付けには欠かせません。
ガイコツ
ガイコツや、スケルトンは、人間の肉体の最後の姿を表しているので、夏の終わりであるハロウィンと、結びつけて考えられたようです。
お墓
死者が蘇ってくるのはお墓です。
アメリカ映画やドラマなどでで「R.I.P.」とたまいう文字をみたことがある方も多いと思います。
「Rest In Peace」の略語で、「安らかに眠れ」のような意味になり、墓石によく掘ってあります。
いつ頃からいつまで飾るの?
玄関や庭先に飾るハロウィンかぼちゃは、9月に入るとあちらこちらで販売されるようになり、お気に入りのかぼちゃを手に入れる為、早めに購入し始めます。
9月の後半から10月初め頃になると少しずつ飾り付けを行い、ハロウィンが近づくにつれて飾り付けを増やして徐々に盛り上げていきます。
この飾り付けは、10月31日のハロウィンが終わると、翌日の11月1日に片づけるというのが一般的です。
家族や友達を招いてホームパーティ
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ハロウィンの日は子供達と一緒に大人も楽しみます。
子供達を怖がらせる
この日はどれだけ怖がらせるかが大人の楽しみでもあります。
ハロウィンの期間だけお化け屋敷もオープンさせる地域もあります。
怖い本を読み聞かせる
ホラー映画鑑賞
ゲームをして遊ぶ
Bobbing for apples
ハロウィンの伝統的な遊びにアップルボビング(apple bobbing)があります。
水に浮かべたリンゴを手を使わずに口でくわえて取るゲームです。
リンゴの収穫時期がちょうどこの時期と言うのもありますが、リンゴは聖書に出てくる果物で、悪霊は水を恐れるので、水の中には入ってこられませんから、聖なる水に入った神聖な食べ物リンゴで、ハロウィンの魔除けゲームなのです。
何を食べるの?
特にこれを食べると決まっているのではないですが、旬のリンゴとジャガイモはこの時期によく食べます。
Caramel apples(キャラメル アップル)
ハロウィンの日の食べ物といえば、かぼちゃではなくリンゴ。
アメリカ版のりんご飴ともいえる「キャラメルアップル」は人気で病みつきになる味。
COLCANNON(コルカノン)
ジャガイモとキャベツ料理でアイルランドのソウルフードとも言われています。
アメリカ人もジャガイモをよく食べるのでハロウィンの食卓に並べられるとか。
テーマを決めて盛りつけに工夫
普段食べているようなメニューをハロウィン仕様に盛り付けることで全く見た目をチェンジ。
食材を使って、目玉や歯、骨に見たててケチャップを血液のように盛りつけたり、ウインナーやチーズを切り取られた指のようにしてみたりするなど工夫します。
まとめ
アメリカでも全ての人がハロウィンを迎えるわけではありません。
興味がない、宗教上の理由などでまったく参加しない人達もいます。
そういうお家は飾り付けを一切せず、門灯を消して静かに過ごします。
飾り付けがない、門灯が点いていないというのは、「うちは参加していません」「来ないで」のメッセージです。
暗黙の了解というものがアメリカにもあるのですね。
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