手術した後すぐに飛行機に乗ってもいいの?カラダに影響は?

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私事で申し訳ないですが、先日ちょとした手術をしました。

おかげ様で順調に回復はしていますが、3ヶ月間は運動や自転車に乗るのを控えたほうがいいと言われています。

その時にふと思ったのが、「飛行機に乗れるのか?」

ロサンゼルスまでは10時間程乗らないといけません。

振動、揺れや気圧などが術後のカラダに影響しないのか?

乗れないと言う事もあるのか?

などが気になったので調べてまとめてみました。

なぜ飛行が制限されるのか?

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航空機の機内環境は、地上とは異なります。

飛行時間、機内の気圧の変化、気象状況が病状に悪い影響を与える場合があるからです。

飛行時間による影響

航空機、自動車、バス、電車などで移動中、4時間以上座ったままでいると血栓ができる危険性が高くなることが知られています。

そうならない為には、

  • 機内を定期的に歩き回る
  • 座席から立ち上がったり、腕や脚のストレッチをする
  • フライト中に定期的に足のつま先から大腿部まで動かして運動する

などのように動く必要があり、術後すぐだとなかなか動きまわることは難しいと思います。

気圧の変化による影響

飛行機は、高度9,000~12,000メートルの成層圏を時速900キロ程度で巡航します。

機内の気圧は地上より低くなり、標高2,000~2,500メートルの山に登っているのと同じくらいです。

富士山で例えると5合目くらいの高さになります。

また、離着陸時の前後15~30分間には機内の気圧は大きく変化し、気圧の低下により身体の中のガスは膨張します。

身体の外に排出されない、あるいは排出できないガスが膨らんでしまうと、患部や内臓を圧迫して痛みがでたり、呼吸困難になることも

あるからです。

そして、気圧が低い分、空気の中に含まれている酸素の量が少なくなって、呼吸器、心臓、脳や血管の障がい、重症貧血などはいずれも酸素濃度の低下により影響を受けます。

健康な人にとっては特に問題ありませんが、術後で体力なども弱っていると何かしらのトラブルも発生しやすくなります。

気象状況により影響

飛行機が揺れる原因の多くは、大気が渦を巻く乱気流によるものです。

乱気流は、いつどこでどのように起こるのかは、誰にも予測できません。

空気は目には見えないため、期せずして大気の渦に突入してしまうことがしばしばあるのです。

大きさもさまざまで、小さいものでは飛行機と同じくらいの渦によっても、揺れが生じます。

乱気流に巻き込まれて怪我をする可能性は、めったにないそうですが、シートベルトの固定と揺れが患部によくありません。

腹腔鏡のような小さい傷でも揺れの振動やシートベルトの固定による接触は傷口によくありません。

手術後に飛行機に乗ることになったら

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主治医に相談する

手術後や病気をした後に飛行機に乗る場合は、予約前にかかりつけ医師に相談の上、搭乗に問題がないかを確認してください。

病状、病気、手術歴は人によって様々ですから、自己判断はダメ!

例えば腹腔鏡手術でも場合によっては傷が数センチになる時があります。

痛みも回復期間も違いますから主治医に相談するのが一番です!

航空会社に確認

主治医に相談して許可がでても予約する前には利用する航空会社に確認しましょう。

航空会社によっては、診断書の提出を要求される場合もあります。

まとめ

手術前は終わったらロサンゼルスでゆっくりしたいと考えていました。

腹腔鏡手術は外側をみると傷口も小さいし痛みが無くなったら元通りに動けるかと思いきや、中側はデリケートなのだそうで、3か月は自転車も腹筋も禁止です。

あまり無理をしないようにと言われると、飛行機の気圧や温度差そしてアメリカに入国する時のボディスキャナーまでも大丈夫かなと気になります。

もともと何十年もカラダの中にあったものを摘出しているわけですから、数か月で元通りにはならないですよね。

海外旅行は飛行機だけの問題ではなく、荷物を持つ、普段より歩くなどもあり毎日の生活とも異なる環境になりますから私は最低でも3ヶ月は我慢しようと思います。

自分のカラダですから許可がでても自分が大丈夫と思ったタイミングで行こうと思います。

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