アメリカの夏の祝日!独立記念日は犬達にとっては恐怖の日!

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7月4日はアメリカの独立記念日です。

家族や大切な人達と花火やイベント、

バーベキューを楽しむ夏のバケーション。

 

しかし、この日は犬達にとっては恐怖の日

アメリカの独立記念日の翌日が

一年でシェルターなどの動物保護施設に

保護されるの数が多い日になります。

 

人間には楽しく、ワンちゃん達にとっては恐怖の

独立記念日についてまとめてみました。

アメリカの独立記念日とは

1776年の7月4日に、13の植民地がイギリスからの

独立を宣言したことに由来しています。

 

独立記念日は “Independence Day” といいますが、

アメリカでは単に7月4日 “Fourth of July” と言う人が多いです。

 

実際は、この日が戦争に勝利した日ではなく

必ず独立を勝ち取るという決意宣言した日

戦争が終結したのは7年後の1783年9月3日でした。

その後、パリ条約が結ばれて「アメリカ合衆国」として

正式に独立したのです。

独立記念日の過ごし方

バーベキュー

独立記念日はまさに最大のバーベキューの日であり、

全米の家庭でバーベキューが行われています。

アメリカの人々のバーベキューへのこだわりは並々ならぬものがあり

家の庭先にバーベキューセットがあるのが当たり前。

 

ローストやスモークなど様々な焼き方と何種類ものソースや

スパイスとともに肉を楽しむのがアメリカ流です。

花火

アメリカではディズニーランドや、

メジャーリーグのアナハイムスタジアム等での

花火は普段みることもありますが、

基本的に花火大会自体はこの独立記念日

年末に年越しを祝う花火のみです。

 

独立記念日に全米で開催される打ち上げ花火大会は、

1777年以来続く恒例行事

大晦日の夜にも多少花火が上がることもありますが、

やっぱり花火と言えば 4th of July です。

アメリカ中の大小の街が花火イベントを開催しています。

 

7月のアメリカはサマータイムなこともあり

夕暮れが遅く、花火は夜の9時過ぐらいから始まります。

ホットドッグの早食い大会

NYの独立記念日名物イベント

ホットドッグ早食い選手権とは、ホットドッグチェーンの

ネイサンズがニューヨークで毎年7月4日に開催するイベントです。

かつて日本人小林尊さんが6冠を成し遂げたこともあり

日本でもたびたびニュースになっています。

 

なぜ独立記念日の日に早食い大会を行うのかというと

1916年に4人の移民が、誰が一番愛国心を持っているかを示すために、

ネイサンズの販売スタンド(1号店)の前で

ホットドッグの早食い大会を開いたのがきっかけで

愛国イベントとして独立記念日に毎年行われるようになりました。

犬達の恐怖とは

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それは

花火!

アメリカでの花火は違法なのです。

多くの場所では、日本のように気軽に花火を楽しむことはできません。

ですので、お店でも花火は売っていません。

花火が禁止されている州もあり

普段規制されている分、独立記念日の日は

あちこちで花火が盛大にあがるります。

その爆音に犬達は怯えるのです。

なぜ規制されているのか

主な理由としては

・火事の危険性がある

・分解して火薬を火器に転用される恐れがある

・銃声と誤解されトラブルになる恐れがある

羽目を外し過ぎるのを防ぐという策でもあるみたいです。

 

実際に花火の音に混じって銃声が聞こえる

なんていうこともあるそうです。

 

怖がる理由と行動

大きい音のせい

犬達が怖がる一つ理由として考えられるのは、

ズバ抜けた聴力のせいです。

人間よりも400倍遠くの音が聞こえます。

 

特に高音に関しては人間の4~5倍の高さの音域が聞こえるらしく、

花火の音というのは、耳元で数多くの大砲を撃たれる様なもの。

1000発の花火が鳴ったら1000発同時に大砲の発砲音を

聞いているくらいの大音量になってしまいます。

 

急に大きな音がすると人間でも怖いですが

人間なら花火だと理解はできますが

犬達にはそれが何かわからず恐怖になるのです。

パニックをひきおこす犬も

花火の大きな音に驚いて、訳がわからず

パニック状態になる犬が結構多くいます。

大きな音を聞いた犬は、差し迫った危険を回避するように

本能が反応するので、吠えたり、暴れたり、逃げようとします。

花火の音だけではなく大音量のパーティや、街頭騒音、

雷や建設現場の騒音などでも起こり得ます。

 

犬の場合、大きな音に対する恐怖は危険に対する正常な反応です。

しかし大抵の場合は状況を見て「危険がなくなっている」と

感覚的に判断すると落ち着きを取り戻して

いつもの様子に戻りますがすべての犬がそうだとは限りません

場合によっては、首輪を外すかリードを噛み切って脱走する

と言う事態にも成りかねません。

 

このような症状をみせると注意

花火の音を聞いて、これらに当てはまる行動を見せた時は、

注意が必要です。

その場から脱走しようとする
身体全体で震え出す
呼吸が荒くなる
嘔吐する
失禁してしまう
急に落ち着かなくなる

 

花火の音を怖がる時の対処方法とは?

安心できる場所を作ってあげる

狭くて暗い物陰に居ると安心できます。

ゲージやベッドや家具などの隙間でもいいので

犬が安心できる場所を普段から作るようにしてあげて下さい。

放っておくこと

大きな音を聞いて犬がパニックになったら、慌てず騒がず

犬を自分の側に寄せ落着くまでっておきます

これは犬に「何があっても怖くないのだ」と解らせるためです。

この時に、撫でたり、話しかけたり、見つめたりしては逆効果になります。

優しい言葉をかけたり撫でたりすると犬の心が落ち着つくのでは

と思うでしょうが、これをしてしまうと犬は

「怖がれば、優しくしてくれる」と解釈して、

より怖がりが強くなります。

耳栓をする

耳の病気が無い場合

脱脂綿を犬の耳につめて、耳栓がわりにすると

音が聞こえにくくなります。

老犬はあまり怖がらないというのは

聞こえていないからなのですね。

屋内に入りドアや窓をしっかり閉めておく

中には、不安のあまり逃げ出してしまうペットもいるそうです。

万が一、家の敷地から逃げ出してしまった場合に備えて

無事に再会できる可能性を高くしておく為には

迷子札やマイクロチップは装着しておきましょう。

犬を連れて行かない

家でのお留守番がかわいそうと思って

花火を観に連れていかないようにして下さい。

花火の音が大音量で聞こえる場所には

連れて行かないか、その場所に行かない事

犬達にとって一番いいですから

花火に驚いて逃亡する危険性は避けてください。

 

まとめ

毎年独立記念日の翌日に保護される犬が多いと聞きます。

それも年々増加の傾向だとか。

しかし、毎年恒例の事であるならば対策強化できるはずなのに

なぜ増加するのかは不思議です。

 

アメリカだけの事ではなく、日本でも同じく

気をつけてあげないといけませんね。

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