ロサンゼルス空港セキュリティが「二刀流」で約30%も時短

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2009年から140億ドルという巨額の予算を投じた

ロサンゼルス国際空港の公共事業計画

が着々と進行しています。

(2023年完了予定)

 

入国システムが自動になっているという

のは以前記事でお伝えしたと思いますが

なんと、

セキュリティまでもが自動化されるのです!

それも二刀流

 

人の手で行われていた2つの

セキュリティチェックが自動化により

混雑を解消してスムーズになるという

ロサンゼルス空港の新システムをご紹介します。

IN-LINE BAGGAGE HANDLING

インライン・スクリーニング・システムが

ロサンゼルス空港全体に導入されます。

インライン・スクリーニング・システムとは

航空会社のカウンターで、搭乗手続きなどと一緒に

預ける荷物を手渡すだけで、後は自動的

セキュリティーがチェックされるシステムのことです。

 

もともとはスーツケースなど、預ける荷物は

チェックインする前にX線検査装置に通していましたが

このシステムでは旅客機に積む荷物をチェックイン時に

預けるとベルトコンベアに載せられて搭載コンテナまで運ばれて

荷物搬送システムでEDS(爆発物検知装置)爆発物が

ないかと自動的に検査されます。

 

組み込んであるので怪しいものを見つけた場合は、

検査員がモニターで確認し、中身をチェックします。

 

手荷物は目的の便ごとに仕分けされて

待ち受けている各係員の所に辿り着きます。

これまでセキュリティー検査のためにできていた

長い列が解消されてチェクインカウンターを囲んでいた

フェンスもなくなり、混雑時もスムーズに

チェックイン出きるようになります。

日本からロサンゼルスに行く際に利用する

トム・ブラッドレー国際線ターミナル(TBIT)は

2010年に既に導入されています。

日本の空港は?

既に導入されていますがアメリカとの違いがあります。

インライン・スクリーニングのセキュリティー検査で

引っかかってしまった手荷物は、

その持ち主の搭乗ゲートまで搬送されて

本人立ち会いのもとで中身を確認して

安全を確認された荷物は再度飛行機に積み直します。

 

アメリカの場合は、預ける手荷物に鍵をかける事が

原則的に禁止されていて、怪しい手荷物は

空港係官が勝手に開けて検査することが許されています

もし,禁止荷物などが含まれていた場合は

本人の許可なく勝手にその場で破棄されます。

アメリカは容赦なしですね。

Automated Screening Lanes

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自動スクリーニングレーンとは、

TSA(米国運輸保安局)の検査員と乗客が

手動で行うプロセスの一部を自動化して

セキュリティの有効性を高めながら

セキュリティチェックの混雑を大幅にカットし

スピードアップさせる新技術です。

 

いままで検査員が手作業で行っていた動作が

自動化されたシステムで、全米でもまだ

11の空港でしか導入されていません!

 

この新しい技術は5人まで同時に検査が可能で、

乗客が荷物をトレーに入れるとベルトコンベヤーで自動的に

X線検査へ運ばれて使用後の空になったトレーの

片づけは手動と自動の2種類です。

 

その間に乗客はボディスキャナーや金属探知機の

機械へ進んで検査を受けます。

こちらは自動トレ―回収付き(シアトル・タコマ国際空港)

従来の方法と比べると、約30%も時短になるそうです。

日本の空港は?

2017年に関西国際空港に導入されたのが日本初です。

次は伊丹空港が導入予定で、その他の空港も

徐々に導入していくのでしょうね。

オリンピックまでには日本の主要空港全てに

 

導入されるかもしれませんね。

 

伊丹空港(大阪国際空港)と関西国際空港を運営する

関西エアポートが、伊丹空港でトライアル運用を

予定している保安検査機「スマートレーン」の動画がこちら

伊丹空港では時期は未定ですが、

トライアル運用では保安検査場の北側9レーンのうち

2レーンを、南側10レーンのうち2レーンを

スマートレーンにするそうで、本運用は

2020年春からを予定しています。

まとめ

ロサンゼルス空港のセキュリティが

二刀流になる前までは長蛇の列ができて

フライトの時間ギリギリに搭乗口に

到着することが多かったのです。

 

検査をされる方としては

1度だけですが、検査をする側は

就業時間のあいだずーっと続くのです。

お仕事とはいえ何時間も大変だったと思います。

 

特に国際線で英語が理解できない

乗客に何度も同じ事を言ってたりすると

おのずと横柄な態度無愛想になるのでしょうね。

 

わからんではないですが、されると傷つきますから

この自動化のシステムはお互いの為にも

とてもプラスな事なのではないでしょうか。

 

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